一般財団法人 九州電気保安協会

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電気

2018.02.15

お湯を沸かすならどれ? -電気ケトル、電気ポット、やかん-

電気ケトル、電気ポット、やかん・・・お湯を沸かす方法はいくつかありますが、沸くまでの時間が短く、電気代がお得で便利に使えるのはどのタイプなのでしょうか。それぞれを比較して、おすすめの方法を探ります。

◇電気ケトル、電気ポット、やかんの特徴
電気ケトル、電気ポット、やかん(IHクッキングヒーター使用時)でお湯を沸かしたらどのくらいの時間・電気代がかかるのでしょうか。消費電力や容量、メリット・デメリットと共に見ていきましょう。※電力量料金単価1kWhあたり20円で計算

<電気ケトル>
消費電力:約1,450W
容量:1L
沸騰時間:約4.5分(1L)
電気代:約2.6円
保温機能なし ※機種によっては保温できるタイプもあります

・メリット
必要なときに必要な量だけ短時間で沸かせる。
カップ1杯分(140ml)のお湯なら1分程度で沸かせます。

・デメリット
たくさんお湯が必要な場合は、何度も沸かす必要があるので非効率なことも。
保温機能がないため、多めに沸かしたら保温性のある魔法瓶に移す手間がかかります。

<電気ポット>
消費電力:約1,300W
容量:2.2L
沸騰時間:約13分(2.2L)・約6分強(1L)
電気代:約7.6円・約3.5円
保温機能あり、再沸騰機能あり

・メリット
保温・再沸騰機能を使えば、いつでも熱いお湯を使えて便利。
容量が大きいので、たくさん使う場合や、家族やお客様が多い場合などに活躍します。

・デメリット
電気ケトルや卓上IHと比べても消費電力はそれほど変わりませんが、沸騰までの時間もコストも高め。また、保温し続けるとその分、電気代がかさみます。

<やかん(IH使用)>
*IHクッキングヒーター(ビルトイン)
最大火力:約3,000W(最大火力「9」使用時)
沸騰時間:約2分強(1L )
電気代:約2.7円
保温機能あり

*卓上IHクッキングヒーター
最大火力:約1,400W
沸騰時間:約4.5分(1L )
電気代:約2.5円
保温機能あり

・メリット
料理などでお湯をたくさん使うときは、やかんや鍋で沸かした方が効率的。
IHクッキングヒーターは出力が大きいので、早くお湯を沸かせます。

・デメリット
IHクッキングヒーター専用のやかんや鍋が必要です。
少量を沸かすときは、少々手間に感じることも。

電気ケトルと卓上IHクッキングヒーターでは、消費電力がほぼ同じものであれば沸騰時間も電気代もほとんど変わりません。早く沸かすことに限ればビルトインタイプのIHクッキングヒーターに軍配が上がりますが、手軽さでいえばやはり電気ケトルがおすすめです。

◇電気ケトルを選ぶときのチェックポイント

お湯を沸かすなら、やはり湯沸かし機能に特化した電気ケトルが総合的に優れています。1台あると便利な電気ケトル。購入するときは、下記のチェックポイントを参考にしてみてください。

・コストをできるだけ抑えたいなら内部がプラスチック製の電気ケトルがおすすめです。ステンレス製の電気ケトルは、プラスチック製の電気ケトルよりも高価な傾向があります。

・プラスチック製の電気ケトルは、熱で内部が溶けることで水(お湯)に独特のニオイがつくことも。体に害はありませんが、気になる場合は内側がステンレス製のものを選びましょう。

・ステンレス製の電気ケトルはお湯にニオイがつかないのがメリットですが、長期間使っていると内部に錆がつく場合もあります。

・紅茶98℃、コーヒー90~96℃、ウーロン茶90℃、番茶85℃、煎茶80℃、ハーブティー75℃と、飲み物を淹れるときの適温はそれぞれ異なります。味にこだわるなら、沸かす温度を設定できる電気ケトルがおすすめです。

・水質にこだわるなら、カルキ抜き機能のあるものや浄水器つきの電気ケトルを使ってもよいでしょう。

・軽くて扱いやすいのはプラスチック製。ステンレス製は丈夫ですが重くなりがちです。

・二重構造のものなら、本体が熱くなりにくくお湯も冷めにくくなります。小さなお子様がいる場合に検討してもよいかもしれません。

◇電気ケトルの掃除のコツ
内部の汚れはクエン酸で取り除けます。大さじ1杯のクエン酸を入れて沸騰させ、数時間放置したらお湯を捨てます。やわらかいスポンジで汚れの気になるところをこすり、水道水ですすぎます。外部は重曹水で磨くとキレイになります。一通り磨いたら、濡らした布で拭き取り、乾いた布で乾拭きしましょう。

最近では、お湯を沸騰させるだけでなく、設定温度が選べるものや保温機能がついた電気ケトルも登場しています。一家に一台あれば、ますます便利に使えそうですね。