一般財団法人 九州電気保安協会

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暮らし

2018.12.04

体がポカポカ温まる♪九州のご当地鍋

比較的温暖な九州にも、ホッと心温まるご当地鍋があります。
今回はおいしいご当地鍋や、鍋でつくる郷土料理などを紹介します。

<福岡>
福岡県は、鍋のバラエティが豊富。全国的にも名の知れた鍋が揃っています。

・博多もつ鍋
第二次大戦後に福岡・博多で生まれた郷土料理「もつ鍋」。下処理した牛や豚のもつをニラやキャベツ、ニンニク、鷹の爪などと一緒に煮込んで食べます。
本来の味付けは醤油味ですが、今は合わせ味噌や和風だし味、鶏ガラスープで炊いた具を酢醤油などで食べるしゃぶしゃぶスタイルのもつ鍋など、多種多様に進化。〆はちゃんぽんにするのが主流です。

・博多水炊き
水炊きも人気鍋のひとつ。一般的な水炊きはネギや白菜を昆布だしで煮込みますが、博多の水炊きは骨付き鶏肉を煮込んだ濃厚なスープを使います。
鍋の始めに旨みが凝縮されたスープを少しの塩で味わってから、鶏肉やキャベツなどの野菜を煮込むのも特徴。〆の雑炊まで余すことなく楽しめる鍋です。

・てっちり(ふぐ鍋)
ふぐといえば山口・下関が有名ですが、ふぐのことを「ふく」と呼ぶ福岡でも、おいしいふぐ料理を楽しめます。
家庭でも「てっちり」と呼ばれるふぐ鍋を食べますが、ふぐではなくハモを使うこともあるそうです。てっちりと一緒にふぐのひれ酒を楽しめば、体がポカポカ温まりますよ。

・柳川鍋
江戸時代に生まれた柳川鍋は東京が発祥ですが、福岡・柳川を発祥とする説もあり、名物として今も残っています。
柳川鍋は開いたドジョウとゴボウのささがきを割り下で煮込み、卵でとじる調理法は、東京も福岡も同じ。精のつく食べ物として主に夏場に食べられますが、スタミナをつけたいときに食べるとよさそうです。

<佐賀>

佐賀には特別なご当地鍋はありませんが、鍋でつくるご当地ポカポカ料理をご紹介します。

・嬉野温泉湯豆腐
日本三大美肌の湯として人気の嬉野温泉には、名物の温泉湯豆腐があります。
調理用の温泉水を使って湯豆腐にすると、鍋の中で豆腐がとろり溶けだして、やわらかくまろやかな食感に。
豆乳のように白濁した温泉水と一緒にいただけば、コクのある深い味わいを楽しめます。豆腐がなめらかに溶けるのは、温泉水が弱アルカリ性の重曹泉だから。
野菜やきのこ、魚介などを加えて豆腐鍋にするのもおいしい食べ方です。

・だご(だんご)汁
佐賀の郷土料理だご汁。だご汁は九州各県にありますが、佐賀のだご汁は、小麦粉を練ってちぎった麺、鯨、ネギなどをだしと麦味噌などで煮込んだもので、元々はおもてなしや慶事の宴会などで出された料理です。
農作業時の後の夜食で食べられることもあったとか。


<大分>
大分では、限定感のあるご当地鍋や郷土料理(汁物)を楽しめます。

・安心院すっぽん鍋
高級料理として知られるすっぽん鍋。安心院ではすっぽんの養殖も盛んで、1年を通して食べることができます。
低脂肪でビタミンやコラーゲンが豊富なすっぽんは、滋養強壮や美容効果などが見込めるとして、近年女性からの注目度も上がっています。

・日田どん鍋
2008年に生まれた比較的新しい鍋料理です。
名前の由来は、平安時代に日田の地を治めた初代・大蔵永季(おおくらのながすえ)の愛称が「日田どん」だったことから。
地産地消を条件に、日田産や大分産の食材や食器類を使うことが決められています。

・だんご汁
大分のだんご汁は、小麦粉を練って平たくちぎった麺、シイタケ、ネギ、ゴボウ、ニンジンなどを鍋で煮込む味噌仕立ての料理。
ネギやセリを添えた後に、大分特産のカボスを絞るのが特徴です。

<熊本>

熊本にもいわゆる昔ながらのご当地鍋はありませんが、新たに登場した鍋に注目が集まっています

・ぼたん鍋(猪鍋)
2012年からスタートした「くまもとジビエ研究会」の活動によって生まれた猪鍋。
熊本県の山間部では野生の猪がたくさん生息しており、昔からたんぱく質やビタミンB群を摂れる食材として親しまれていました。猟が解禁になる秋から冬の猪は脂がのっていて美味。
白菜やゴボウなどと一緒に、醤油や味噌仕立て、水炊きやすき焼き風にして煮込めば、体がポカポカと温まります。

・だご汁
熊本のだご汁は、醤油や味噌仕立て。
作り方は、煮干しなどのだし、練った小麦粉のだご、ニンジン・大根などの野菜、きのこ、肉などを鍋に入れて煮込みます。
日常的に食べられている栄養たっぷりの汁物です。

<長崎>
豊富な魚がとれる長崎では、魚介系の鍋が多いようです。

・いり焼き
いり焼きという名前ですが焼き物ではありません。
地元でとれた鮮魚を、大根や白菜などの野菜と一緒に煮て食べる寄せ鍋です。元々は食材を油で炒ってから調理していたため「いり焼き」とつけられたそう。
アゴ(トビウオ)を入れる「アゴのいり焼き」、キビナゴを入れる「キビナゴのいり焼き(キビナゴ鍋)」などがあります。

・平戸くじら鍋
特別な日に食べる鯨料理のひとつ。
鯨の皮を入れて野菜類を炒め、だしを注ぎ醤油で味付けしたらしばらく煮立てて、鯨の赤身肉を入れてさっと火を通すのが昔ながらの作り方。
今は野菜類を炒めずに煮込むことが多いようです。冬にピッタリの濃厚な鍋ですよ。

・ひきとおし
壱岐に伝わる郷土料理で、客をもてなすときにつくられてきました。名前の由来は、客を奥の座敷に通す(ひきとおす)ことからつけられたそう。
ひきとおしは、鶏ガラスープに醤油や砂糖で味付けして、地鶏、ゴボウ、白菜などの野菜、壱州豆腐などを入れて煮込みます。〆は固めに茹でたそうめんや雑炊がおすすめ。

<宮崎>
宮崎には、名物の地鶏を使ったおいしい鍋料理がたくさんあります。

・みやざき地頭鶏(じとっこ)鍋
ブランド鶏「みやざき地頭鶏」を使った鍋が人気です。
モモ肉やムネ肉を透き通ったスープにくぐらせていただくしゃぶしゃぶ鍋、鶏白湯とかつおだしのスープにふわふわの生つくねを落としながら楽しむ「生つくね鍋」など、旨みたっぷりの鶏肉を余すことなく楽しめます。

・辛鍋(からなべ)
豚バラとニラなどの野菜、唐辛子、ニンニクを入れて煮込んだスタミナ鍋。
〆に宮崎名物の辛麺を食べれば、すっかり寒さを忘れられそうです。

<鹿児島>
名物の黒豚を使った鍋料理が絶品です。

・黒豚しゃぶしゃぶ
鹿児島といえばかごしま黒豚。黒豚のしゃぶしゃぶは、季節を問わず人気の高いご当地料理です。
かごしまの黒豚は、約400年前に第18代藩主島津家久によって琉球より持ち込まれて以来、鹿児島の名物として定着しました。
すき焼きのように卵にくぐらせて食べれば、おいしさに魅了されるはず。

ご紹介した鍋以外にも、地域限定の鍋がありそうですね。
今年の冬は、各県のおいしい鍋や汁物で“温活”をしてみては?

※写真はイメージです。