一般財団法人 九州電気保安協会

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季節

2019.01.22

乾燥する季節の厄介者!「バチッ!」を防ぐ静電気対策

空気が乾燥する冬は、静電気が発生しやすい季節です。
金属製のドアノブなどに触れて「バチッ!」ときた経験がある人も多いはず。なかには静電気に悩まされがちな“帯電体質”の人もいるんだとか。
今回は、静電気が発生するしくみや静電気の防止対策方法など、静電気についてご紹介します。
静電気が発生するしくみ
静電気は、物質同士が触れたり摩擦したりしたときに、そのものが持っている電気のバランスが崩れることで発生します。
物質はもともとプラスとマイナスの電気を帯びていますが、通常はプラスとマイナスの電気が同じ個数で、静電気が発生しない状態が保たれています。
ところが物質同士が接触すると、プラスまたはマイナスに帯電し、離れるときに静電気が起こります。
通常は自然放電されますが、湿度が低く乾燥していたりすると電気がたまりやすくなり、静電気も発生しやすくなるのです。

人の体にも電気はたまり、自然放電されないとプラスに帯電します。
このときマイナスに帯電する金属などに触ると、「バチッ!」という静電気が発生してしまいます。
静電気に悩まされている人は、帯電しやすい状態にあるといえます。
なぜ自然放電されにくくなるのかははっきりと分かっていませんが、「睡眠不足や不規則な生活を送っていると帯電しやすくなるのではないか」といわれています。

静電気の大きさと影響
一般的に、人が感じられる静電気の大きさは±3,000V(±3kV)以上といわれています。
3kVは、針で刺されたようにチクリと痛む程度。
静電気で「バチッ!」「ビリッ!」とくるときは、4~6kVほどの衝撃を受けていることになります。
静電気が起きやすい人は、「バチッ!」と痛みがあるだけでなく、体に様々な影響を受けやすくなっています。
例えば、静電気は髪の毛や肌にダメージを与えますし、帯電した体はアレルギー物質を引き寄せやすくなっているため注意が必要です。
さらに肩こり、冷え性、頭痛、関節痛などが出やすくなるほか、免疫力の低下や自律神経の乱れを招くこともあるといわれています。

静電気を防ぐには
静電気を防ぐ方法はいくつかあります。簡単にできる6つの方法をご紹介しましょう。

①加湿と保湿で乾燥を防ぐ
静電気が発生しやすいのは、気温20℃以下、湿度20%以下のとき。つまり冬場は、静電気が発生しやすい条件が整っているといえます。
静電気を防ぐには、加湿器や霧吹きなどで部屋の湿度を上げるほか、ハンドクリームなどで手肌をケアすることが大切です。

②重ね着の素材に注意する
プラスに帯電しやすい素材とマイナスに帯電しやすい素材を組み合わせると、静電気が発生しやすくなります。
物質は、性質によってプラスに帯電するかマイナスに帯電するかが決まっているので、性質を知っていれば静電気対策に役立ちます。
プラスに帯電しやすい素材は、ナイロン、毛皮、絹、木綿など。マイナスに帯電しやすい素材は、ビニル、ポリエチレン、ウレタン、ポリエステルなど。
例えば、プラスのナイロンとマイナスのポリエステルを重ね着すると静電気が発生しやすくなるので注意しましょう。

③放電を意識する
金属製のものに触れる前に、コンクリートの壁や木製の家具などに触れて放電すれば、「バチッ!」とした静電気が起こりにくくなります。

④洗濯時には柔軟剤を使う
柔軟剤を使うと、静電気が起こりにくくなります。

⑤静電気を防ぐグッズを使う
静電気防止スプレーや静電気除去シート、静電気を防止するグッズなどを使うのも手です。

⑥ミネラルウォーターを飲む
ミネラルを摂取すると、体質が改善されて自然放電が促され、帯電しにくくなるといわれています。

静電破壊に注意!
パソコンやスマートフォンなどが、静電気によって突然壊れることがあります。これを「静電破壊」といい、「バチッ!」と3万ボルトの電圧がかかることで電子部品の半導体が壊れてしまうのです。
最近は壊れにくくなっているとも聞きますが、大切な情報を保管しているパソコンやスマートフォンを使うときには十分注意しましょう。

特に帯電体質の方は、静電気防止グッズを活用しつつ、湿度管理、体質改善、洋服の素材の組み合わせなどに気をつけて、静電気をなるべく遠ざけられると良いですね。

※写真はイメージです。