一般財団法人 九州電気保安協会

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季節

2019.02.05

やわらかな雰囲気が魅力!ランタンを楽しもう

2月は長崎ランタンフェスティバルの季節。
ランタンの温かくほんわりした明かりを見ると、寒さも和らぐ気がします。
そこで今回は、照明器具にフィーチャーして、街を彩るランタンをはじめとした照明器具の種類や、世界が注目するランタン祭りなどをご紹介します。

そもそもランタンとは?
照明器具をひとまとめにしてランタンと呼ぶことがありますが、日本ではきちんと区別されています。
ランタンをはじめとした照明器具にはさまざまな種類があるので、日本で見かける照明器具をいくつかピックアップしてみましょう。

<ランタン>
ランタンとは、角型の手に提げて運べるランプのことで、「角灯」とも呼ばれます。一般には、キャンプなどアウトドアで使うイメージがあるかもしれません。
ランタンには、ガソリンランタン、ガスランタン、LEDランタンなどの種類があり、使う燃料・光源によって呼び方が変わります。
ちなみに英語では、手提げランプや行灯(あんどん)、提灯(ちょうちん)、中国提灯(ちゅうごくちょうちん)、天灯(てんとう)などを区別せず、まとめてランタンと呼びます。

<ランプ>
ランプが日本に入ってきたのは江戸時代末期のこと。「洋灯」とも呼ばれ、明治期から大正期にかけて広く普及しました。
燃料によってオイルランプや石油ランプ、アルコールランプ、ガスランプなどの種類があります。
また労働用に携帯するランプは、「カンテラ」と呼ばれていました。

<提灯(ちょうちん)>
竹や和紙などでできた折り畳み式の枠の中に、ろうそくを入れて灯す照明器具。
提灯もランタンのように持ち運び可能な、いわば懐中電灯のようなものでした。
現在はお祭りやお土産品用に、外枠がプラスチック製で中に電気を入れて灯す提灯も売られています。
提灯にも、武家や遊郭などで掲げられていた「高張提灯(たかはりちょうちん)」、火消などが使っていた「弓張提灯(ゆみはりちょうちん)」、上下にふたのついた「箱提灯」などいくつか種類があります。

<行灯(あんどん)>
行灯は、竹や金属などでできた四角い枠に和紙を貼り、中に火皿を入れて灯す照明器具。
ろうそくは高価なため、当時は火皿に菜種油などを入れて使用していました。
さらに庶民では安価な魚油を使っていたようですが、煙や臭いを発するものだったようです。
行灯にもいくつか種類があり、床などに置いて使う「置行灯(おきあんどん)」が一般的。
ほかに、店先などにかけて使う「掛行灯(かけあんどん)」、枕元に置く小型の「有明行灯(ありあけあんどん)」、街灯に使われていた「辻行灯(つじあんどん)」などもあります。

<ぼんぼり(雪洞)>
上部が開いていて、六角形や円筒形の覆いがついた照明器具。手で持ち運べる「手燭(てしょく)」型のものと、柄と台座のついた小型の行灯型のものがあります。
ひな飾りのぼんぼりというと、イメージしやすいかもしれません。

<中国提灯>
竹などを組み合わせた外枠に、ベロアやサテン、シルクなどの布を貼った照明器具。
中国語では提灯のことを「灯籠(タンロン)」と呼びます。
灯籠にもさまざまな種類があり、四角型や球形のもの、手持ち型の提灯のほか、花鳥風月や人物をかたどったものなど、色鮮やかな色合いや絵柄のものが多く見られます。
旧正月や中秋節など、イベントごとには欠かせないアイテムです。

<天灯(てんとう)>
スカイランタンやチャイニーズランタンとも呼ばれる熱気球の一種。
中国やタイなどアジア各地で見られます。中国では「許願灯(シュイェンディン)」と呼びますが、三国志の諸葛孔明(しょかつこうめい)が使い始めたという伝承により「孔明灯(コンミンディン)」と呼ぶこともあるそう。
タイではコムローイやコムファイと呼びます。
いずれも、願いを込めて夜空に飛ばす儀式などで使われています。

世界の人気ランタン祭り
世界にはランタンを用いた人気のお祭りがあります。ランタンの明かりを求めて、出かけてみてはいかがでしょう。

*長崎ランタンフェスティバル
毎年2月に開催される長崎の冬を代表する人気イベント。
15日間の期間中、100万人超の人々が訪れます。
街中に飾られる中国提灯(ランタン)の数はなんと約1万5,000個というから驚きです!
もとは長崎新地中華街の人たちが旧正月を祝うために開催していた祭りですが、1994年に規模を拡大してから全国的にも知られるようになったそうです。

*古都ホイアンのランタン祭り
毎月満月の夜に開かれるのが、ベトナム・ホイアンのランタン祭り。
古都ホイアンでは、毎月旧暦の14日になると電気を消して、提灯の明かりのみで街が灯されます。
ホイアンのランタンは、朱印船貿易が盛んな時代に日本から伝わったものという説もあり、ランタンに照らされた街を歩けば日本の古き良き時代へとタイムスリップした気分に。
世界遺産の街でノスタルジーを感じてみては。

*台湾十分(シーフェン)のランタン飛ばし
ランタンの故郷とされる十分。ランタン(天灯)を夜空に飛ばす行事は各地で見られますが、もともとは十分に住む人々が「元宵節(げんしょうせつ)」という旧正月の行事の時に、大きなランタン(天灯)に願い事を書いて飛ばしたのがはじまりといわれています。
今でも毎年元宵節には「平渓天燈節(ビンシーテンダンサイ)」という祭りが開催されており、1,000個以上のランタンが夜空に放たれる幻想的な様子を見ることができます。

インテリアにもピッタリのランタン
ランタンの魅力に気付いたなら、生活にランタンを取り入れてみてはいかがでしょうか。
ペーパーランタンなら、気軽にお部屋を飾れておすすめです。軽くてポップな色合いのものがたくさん販売されているので、パーティーなどのイベント時にデコレートすれば一気に華やぎます。時間に余裕があるなら、ペイントなどでリメイクしても◎。
白地のランタンに好きな色を塗ったり、ドット柄を描いたり、レースペーパーやフラワーを貼ったり、ちょっとしたアイデア次第で手軽にお部屋のコーディネートを楽しめますよ。

今年の冬は、ランタンの明かりを楽しんでみてくださいね。

※写真はイメージです。